HONDA LABO

本田研究室

Slackを契約して思ったMicrosoftのビジネスのうまさ

検証のため、Slackを1ユーザー契約しました。SSOをしたかったので、月額は消費税込みで、1980円のビジネスプランです。
私の場合は、SSOの検証をするため、ビジネスプランを選択しましたが、一般企業様もライセンスを選択する際、セキュリティを考慮すると、やっぱりSSOはやりたいよね。ということでビジネスプラン以上を選択すると思います。
 

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▲1人あたりの月額 (年払いの場合)。月払いの場合は¥1,800/1人あたりの月額(税抜き)
 
さて、ここで思ったのがMicrosoftのビジネスプランのうまさです。言うまでもなく、大抵の会社で社内PCのメイン端末はWindowsだと思います。WordやExcel、PowerPointなどのOfficeももちろん使うでしょう。
となると、Windowsに加えてOfficeもバンドルされているMicrosoft365はほぼ契約必須のサブスクリプションということになると思います。そして、このM365にはもちろんTeamsもついてくるわけです。
 
「わざわざ、月額¥2,000近くかけてSlack契約する?(Teamsでも十分なんじゃない?)」
 
「それだったら、M365のプランをひとつ上げて、Defender for Endpointであったり、Azure AD P2(で、Azure AD Identity Protectionなど)を使ってセキュリティに投資したほうが良いんじやない?(M365 E5は、¥6,200 ユーザー/月)」
 
という議論になるのは必然だと思います。
 
SlackやZoomの良さは自分が普段の業務で使っていて良く分かっているつもりです。私としては、Teamsよりも全然使いやすいと感じています。従業員目線からすると導入は必須だろうと考えるツール群ですが、採用を最終決定する経営側から見ると、また違った判断になるのかもしれません。
 
こうして考えると、MicrosoftのM365に色々な機能をバンドルして攻めてくるやり方はとてもうまいなぁと思います。
ZoomやSlackにより生産性は間違いなく上がると思いますが「生産性」を可視化するのは難しく、ゆえに投資判断が難しいなぁと思います。ただ、私としては、SlackもZoomも使えない会社で業務をするのは嫌だなぁ・・・とも思います。
 
以前、日経コンピュータの記事で見ましたが、Yahoo! Japanさんは標準ツールとしてZoomとSlackを採用しているようです。