HONDA LABO

本田研究室

Azrureの一時ディスク/エフェメラルOSディスク・AWSのインスタンスストアについて

今回は、Azrureの一時ディスク/エフェメラルOSディスク・AWSのインスタンスストアについてまとめてみました。

 

Azureの一時ディスク

説明は、MSのページがわかりやすいです。

ほとんどの VM には、マネージド ディスクではない一時ディスクが含まれています。 一時ディスクはアプリケーションやプロセスのために短期間のストレージを提供するものであり、ページ ファイル、スワップ ファイル、SQL Server tempdb などのデータ保存のみを意図しています。 一時ディスクのデータは、メンテナンス イベント中、VM の再デプロイ時、または VM の停止時に失われる可能性があります。 VM を正常に標準再起動している間、一時ディスク上のディスクは残ります。 一時ディスクのない VM に関する詳細については、「ローカル一時ディスクを持たない Azure VM のサイズ」を参照してください。
Azure Linux VM の一時ディスクは通常 /dev/sdb です。Windows VM の一時ディスクは既定で D: です。 一時ディスクは、(サーバー側暗号化の場合) ホストで暗号化を有効にするか、(Azure Disk Encryption の場合) VolumeType パラメーターを Windows で All に設定または Linux で EncryptFormatAll に設定しない限り、暗号化されません。

Azure Disk Storage の概要 - Azure Virtual Machines | Microsoft Learn

ポイントは以下の通りです。

  • 一時ディスクはアプリケーションやプロセスのために短期間のストレージを提供するもの
  • VM の再デプロイ時や、VM の停止時にはデータが失われる可能性がある(再起動では失われない)
  • 一時ストレージの暗号化の要件がある場合は、要注意。
  • 一時ストレージの有無はVMシリーズによって異なる。価格表を見ればわかる。

なお、一時ストレージつきのWindows Serverについては、デフォルトでAzureのswap領域はDドライブになっているようです。

 

エフェメラルOSディスク

エフェメラルOSディスクという機能を使って、一時ディスクの領域をOSディスクの領域として利用することも可能です。エフェメラルOSディスクを利用する場合は、仮想マシンの作成時に設定します。

この機能は、プロファイル領域をローカルではなく移動ユーザープロファイルとして利用しているVDI環境等で利用できそうです。

 

AWSのインスタンスストア

これは、Azureの一時ディスクと同様の機能のようです。再起動ではデータは失われないものの、EC2を停止するとデータは消失します。

EC2の揮発性ストレージ「インスタンスストア」を使ってみよう! | DevelopersIO